エンゼルブログ
2023/03/28

熱気あふれる会場で選ばれた共感No.1のアイディアとは?

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こんにちは!
森永製菓アレルギープロジェクトメンバーの正岡智美です。

森永製菓のアレルギーに関する取り組みに関心を寄せてくださり、ありがとうございます。毎回私たちのブログへのたくさんのコメントを励みに、日々頑張っています。

前回のブログでは、本プロジェクト初めてのイベント『食物アレルギー「だから」がない世界』をみんなで考える会について、その大まかな内容をご紹介させて頂きました。

お読みいただけましたでしょうか?

今回は前回でご紹介しきれなかった、このイベント最大の盛り上がりをみせた【グループトーク】の内容に焦点を当ててみなさまにお届けしたいと思います。
 

イベントには食物アレルギーに熱い想いがある方々が集まってくださいました。

スタッフの人員の都合により規模は抑えたものの、プロジェクトメンバーは
「このブログに気持ちを寄せてくださっているみなさまと交流したい!」
という強い想いをもっています。

ですので、今回のイベントにご参加が叶わなかったみなさまにも 
 “どんな話題で盛り上がったのか“
“どんな話に どんなアイディアに 共感が集まったのか”
を、できる限り臨場感たっぷりにお伝えしていこうと思っています。

 
どんな内容のトークが繰り広げられたの?

イベントの内容は盛りだくさん!
特に私たちプロジェクトメンバーが楽しみにしていたのが、みなさまとじっくり話せる2つのグループトークです。
 


各テーブルにはプロジェクトメンバーが1名ずつ配置されました。グループ名はお菓子会社にちなみ チョコビスケットアイスキャラメル です。 

 

ここだけの裏話:グループのヒ・ミ・ツ

チョコグループ・・・ベイク,チョコモナカジャンボの開発などチョコレート街道を歩んできたプロジェクトリーダー松田が担当♪
ビスケットグループ・・・本社マーケティング部からも絶大な信頼を得ている“ビスケット開発の女王“と呼ばれる双里が担当♪
アイスグループ・・・入社からアイスクリーム一筋に歩んできた、プロジェクトチーム最年少の高草木が担当♪
キャラメルグループ・・・商品開発をしていた時代の最後に関わったのがキャラメルであった正岡が担当♪

 

では、ここからは実際に熱気あふれる会場でどのようなトークが繰り広げられていたのかご紹介していきたいと思います。

 
①食物アレルギーと付き合っていく中で困っていること
 


このグループトークでは、おひとりずつにスケッチブックと付箋をお配りし、食物アレルギーに関する困りごとを、思いつくままに書き出していただきました。
 

出てくる、出てくる・・・!
みなさんのスケッチブックには “困りごと” がぎっしり!!
 
そして、思いの丈を語り合っていただくべく、チーム内でそれぞれの想いを共有するトークタイムです!
 
 


この場で強い共感を得ていた話題をいくつかご紹介したいと思います。


“米粉の〇〇”の商品名に、これだ!これならいける!と手に取りパッケージの裏面を見ると“小麦粉”の文字が…。これにがっくり来たことが何度あったか。
アレルギー対応とかいてある商品はそのほとんどが地味なもの。もっと子供が喜んで手に取るような、かわいいものが欲しい!
アレルギーがない子のママさんたちとはアレルギーの悩みを共有できないのがつらい。
病院で行う経口負荷試験のために“0.5g”のように細かい単位で計量して準備するのが大変!病院で準備してくれるか、市販のものがあったらいいのに。子供の食事の準備だけでも変なのに、忙しい中やってられない!

そんな中、アレルギーっ子をもつ母親の視点で参加していた私がとりわけ印象深く感じたのは、アレルギー対応する側のお仕事をされている方からのこんなお話でした。

圧倒的に人手不足の保育現場で、人手を割き、細心の注意を払い、絶対ミスがあってはならないプレッシャーのなかで、アレルギー対応をしなくてはならない現状はかなりつらい。

食物アレルギーをもつ側の立場では、余裕がない日々を送る中で、どうしても「対応してくれて当たり前」という意識になりがちで、提供する側の大変さには気がつきにくいものです。

しかし、アレルギー対応をしてくださる側の方も「おいしいと喜んでもらえるものを提供したい」とギリギリの環境の中で、懸命に頑張ってくださっているのです。
こんな、普段の生活の中では見過ごしてしまいやすい別の視点に気づかされた瞬間でした。

実は、メーカーとしてアレルギー対応の商品開発をする際も、多くの壁にぶち当たっております。いつかこのブログでも紹介して、一緒にベストな道を模索したいです…。

グループ内で様々な立場から想いを語りあえたことで、「お互い理解しあえたらいいね」と盛り上がったことが特に印象的でした。

 
グループ内でのトークタイムの後は、各グループのベスト3アイディアを全体に紹介してもらいました。

 

グループ間でも共通する話題があったり、逆にグループ内では出なかった新たな視点の考え方や悩みがあったり、新たな気づきをたくさん得られた時間でした!
 
②こんな商品やサービスがあったら食物アレルギーとの毎日がたのしくなるかも
 


このグループトークでは、それぞれ思いついたアイディアを、ワークシートにイラスト付きで描いていただきました。
 


グループ内でアイディアを共有いただいた後は、全体でのプレゼンタイムです♪

素敵なアイディアがたくさんで、本当は全て紹介したいところですが、絞ってそのいくつかをご紹介します!
 


「もっとアレルギーで繋がる場がほしい!」
・今回の会のように、同じアレルギーの困りごとをもつ人たちと、ただ『共感』できる時間が欲しい。それがエネルギーになる。
・ちょっと公園でお茶しながら、今日みたいな話や情報交換ができたらいい。
・ネットでも調べられるが、やっぱり直接会って悩みを話すのと満足感が違う。
・キッチンカーで全国津々浦々、森永製菓がアレルギーの会のワークショップを開く!?
 
「とにかく、シンプルでわかりやすいアレルギー表示を!」
・誤食がないように誰にでもわかりやすい表示にしてもらいたい。
・外食時、メニューの写真と実物が異なることがあるのはNG!正しい表示をしてほしい。 
・アレルギー表示に気を遣う。買い物がもっとスムーズにできると本当にラクになる。
・色々なメーカーのアレルギー情報が一覧で見られるサイトがあったらうれしい。

 
共感を最も集めたアイディアは・・・
 


各グループの発表後は、1人3票ずつ共感したアイディアに投票タイム♪

この投票は、アイディアの優劣を決めるためのものではなく、あくまでも“共感”という観点で票を投じていただくものです。

みなさん「どれも共感する!3つに絞れない~!」と悩んでいらっしゃったのが印象てきでした!
 
投票の結果、
最も共感を集めたアイディアは、

 
『キョロちゃんクッキー』
(アレルギー対応キャラクター商品)

でした♪
 



このアイディアは、アレルギーっ子をもつママさんの案。

 
やっぱりなんといっても、子どもたちはキャラクター商品が大好き!
(一方、アレルギー対応商品は地味なのが多い…)

でも、食物アレルギーがあると食べられない商品が多く、子どもが手に取ったお菓子を「ごめんね、〇〇ちゃんこれ食べられないの…」と手から取り上げたときの子供の悲しむ顔。これを何度も何度も見てきた親だからこそ、

アレルギーをもつ子にも
かわいいキャラクター菓子を食べさせてあげたい!

この想いを熱く!熱~~く!!語ってくださいました。

 
会場を包む共感の渦

 
それはそうです!
アレルギーっ子をもつ親ならだれしも同じ経験をしているはずですから。

私自身も子供とスーパーマーケットを歩いていると、こんなことばっかりなので、深く共感してしまいました。

「本当にそう! 子供がこれ!って手に取るようなかわいいお菓子買ってあげたい!」
「パケ買いさせてあげたーーーい!!」
「森永さんならスーパーにおけるよね!!!」

共感が共感を呼び、大盛り上がりとなりました。

次回は最終回『森永製菓アレルギープロジェクトメンバーより愛をこめて』です。
 

 
そして、みなさまの声こそが、我々アレルギープロジェクトチームの原動力です。
今回ご紹介をした2つのトークテーマについて、みなさまのお気持ちやアイディアをお寄せいただけると大変嬉しく思います。
 
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