いつの時代も愛される商品の背景には、「みんなにおいしさを届けたい!」という情熱がリレーされています。
連載シリーズ『おいしさのウラには「研究」がある!』では、ロングセラー商品の根っこを支える技術開発や品質への取り組みにスポットを当ててご紹介!
第2回となる今回は、ハイチュウに代表される【ソフトキャンディ編】をお届けします。
■ミルクキャラメルがなかったら、ハイチュウも生まれていない!?
創業時の「キャラメル」から始まった森永製菓のキャンディ技術。大正期に大ヒットした「森永ミルクキャラメル」はその後も進化を続け、今では発売から110年超の大定番商品となっていることはご存じの通り。
そんなミルクキャラメルの技術にさらなる研究を重ねて1975年に誕生したのが、何を隠そう「ハイチュウ」なんです。
ミルクキャラメルの存在がなかったら、ハイチュウも生まれていないかも・・・なんて思うと、ちょっと不思議な感じがしますよね!
1975年に産声をあげたハイチュウですが、実は当時は箱入りで、上下が白く真ん中にフルーツの味をサンドした3層構造でした。
今親しまれている“原型”が世に送り出されたのは、11年後の1986年のこと。箱入りから手軽なスティックパックへとリニューアルされ、キャンディも真ん中にフルーツの味を包み込んだ現在と同じ構造になったんですよ。
そう、長年培った技術力と研究の積み重ねによってパワーアップしながら、ロングセラー商品に成長していったといえるんです!
■世界中がトリコ!あのクセになる食感はこうしてつくられ
今や海を渡り、アメリカや中国、東南アジア、オセアニアでも人気を博しているハイチュウ。
世界中の人々を惹きつけている最大の魅力は、やわらかな食感とクセになる噛み心地です。
この独特の食感&噛み心地は、試作により選び抜かれたゼラチンや水あめなどの原料と配合バランス、さらに練り上げ時間・温度といった製造時の諸条件を綿密に調整することで実現しています。
「いやいや、フルーツのジューシー感こそハイチュウの魅力でしょ!」
・・・なーんて方もいらっしゃるかもしれませんね。
噛んだ瞬間から食べ終わりまで長続きするあのジューシー感は、森永製菓が誇るフレーバリング技術の成せるワザ!
口の中での風味変化に加えて、後味のスッキリ感まで考慮して設計されているから、フルーツの味わいが最後まで楽しめるんですよ。
もちろん工場での品質管理も、ハイチュウのおいしさを支える要素として欠かせません。
工程途中でキャンディにべたつきや変形がでないよう、水分・温度・時間などを厳しくコントロールし、品質の安定性確保と高速包装による生産を可能にしています。
ロングセラー商品を生み出す背景には、飽くなき探求心アリ!
ハイチュウを楽しむひととき、そのウラにある「研究」や「品質への取り組み」に想いを巡らせてみてはいかがでしょうか?
次回もどうぞお楽しみに♪
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