いつの時代も愛される商品の背景には、「みんなにおいしさを届けたい!」という情熱がリレーされています。
連載シリーズ『おいしさのウラには「研究」がある!』では、ロングセラー商品の根っこを支える技術開発や品質への取り組みにスポットを当ててご紹介!
第3回となる今回は、【ビスケット・スナック編】です。
■時代に応じた新しい試みが「愛される商品」を生む!
みなさんは、森永製菓にビスケット製造用バンドオーブン※が初めて導入されたのはいつか知っていますか?
※ベルトコンベアー式のオーブンのこと。天板や型を使用せずスチールベルトに直接生地を絞ったり、載せたりして焼成します。
・・・答えは1954年(昭和29年)。
日本人の暮らしが豊かになり始めたこの頃、森永製菓はビスケット製造の近代化を目指し、全長70メートルにも及ぶスチールバンドオーブンを国内でいち早く取り入れました。
工程を全自動で行う当時最先端の設備により、仕込み・焼上げにばらつきのない高品質なビスケットの大量生産が可能になったんですよ。まさに時代に応じた果敢な試みといえますね!
▲日本初!1954年に導入された全長70mのバンドオーブン
大量生産時代の幕開けから約70年。
「マリー」「ムーンライト」「チョイス」「チョコチップクッキー」といったさまざまなビスケット商品を通じて、おいしさやたのしさ、そして新たな価値の提供を続けています。
■魅力はそれぞれ!各商品に最適な風味&食感を求めて
さて、バラエティ豊かなラインアップが揃った森永ビスケット シリーズですが、同じビスケットといっても、ひとつひとつの商品にそれぞれのこだわりや技術力が宿っています。
例えば「ムーンライト」では、生地を傷めずにていねいに練り上げ、オーブンでの焼成条件を綿密に設定することで、卵の豊かな味わいとサクサクほどける口どけを実現。
また、「チョコチップクッキー」では、焼いても固くなりにくいチョコチップを開発し、クッキーの食感のよさとチョコレートの満足感を両立しているんですよ!
ちなみに、チョコレートやマシュマロといった他素材とのコンビネーションは、総合菓子メーカーの持ち味を活かせる得意分野。
おいしさの追求はもちろん、油分移行の抑制や長期賞味期間の半生ケーキでのしっとり食感の実現など、品質保持や安定性向上の研究も重ねています。
■あの空洞の中には技術力が詰まっている!?
お菓子づくりのパイオニアとして、時代に応じて新しいチャレンジを続けてきた森永製菓。
これまでに数々の革新的な商品を世に送り出してきましたが、ノンフライ製法で仕上げたスナック菓子の「おっとっと」もそのひとつです。
食べ出したら止まらないあのカリッと軽い食感は、実は当社が独自開発した“中空成形技術”のタマモノ!
かわいい形をした小さな空洞の中には、空気だけではなく、長年培った技術力も詰まっているといえるんですね。そう考えると、さらにワクワクがふくらむかも・・・?!
ロングセラー商品を生み出す背景には、飽くなき探求心アリ!
森永ビスケットやスナックを楽しむひととき、そのウラにある「研究」や「品質への取り組み」に想いを巡らせてみてはいかがでしょうか?
次回もどうぞお楽しみに♪
▼こちらもチェックしてみてね
森永ビスケット ブランドサイト
おっとっと ブランドサイト
連載シリーズ『おいしさのウラには「研究」がある!』
第1回【チョコモナカジャンボ編】はこちら>>
第2回【ソフトキャンディ編】はこちら>>
第4回【チョコレートの味づくり技術編】はこちら>>
第5回【ベイクドチョコレート技術編】はこちら>>