いつの時代も愛される商品の背景には、「みんなにおいしさを届けたい!」という情熱がリレーされています。
連載シリーズ『おいしさのウラには「研究」がある!』では、ロングセラー商品の根っこを支える技術開発や品質への取り組みにスポットを当ててご紹介!
第4回となる今回は、【チョコレートの味づくり技術編】です。
■チョコレートの世界でも“パイオニア精神”を発揮!
森永ミルクチョコレートが誕生したのは、いつか知っていますか?
・・・それは、今からさかのぼること105年前!
まだチョコレートが高級な輸入品ばかりで庶民の手に届かなかった時代、森永製菓は最新の設備を輸入し、外国人技師を招いてカカオ豆からのチョコレートの一貫製造を開始。1918(大正7)年に、初の国産ミルクチョコレートを発売しました。
実はこれが日本でのチョコレート大衆化の原動力となり、その後のさまざまな技術革新や文化の広がりにつながっていったんですよ。
創業時から西洋菓子メーカーの草分けとして新しい道を切り拓いてきた森永製菓ですが、チョコレートの世界でもその“パイオニア精神”が発揮されていたんですね!
■独自の「CCX製法」でミルクのコクを実現
100年以上前から続く森永製菓の“パイオニア精神”は、もちろん今も健在です。
歴史の中で培ってきた知見を活かしながら、時代にあわせたおいしさを追求し、日本人の繊細な味覚に合うチョコレートを実現するべく研究開発を重ねています。
その研究開発の成果のひとつが、「ダース<ミルク>」などに採用されている森永製菓独自のCCX製法(クックドチョコレート バイ エックスメソッド)です。
日本で年齢層を問わず幅広く愛されるミルクチョコレートでは、カカオの風味とミルク感の双方がおいしさのカギ。CCX製法は、原料を高温で練り上げることにより、カカオの香り・甘さのキレ・口どけのよさ・ミルクのコクを生み出しています。
■ハイカカオなのに食べやすい!そのヒミツは・・・
そしてもうひとつ、おいしさを支えるために欠かせないのが「ハイカカオチョコレート技術」です。
「カレ・ド・ショコラ<カカオ70>」などのカカオ分の高いチョコレートは、カカオ豆特有の酸味や渋みなどが出やすいため、味づくりに特別な工夫が必要です。
森永製菓では、原料のカカオ豆の品種選定と配合に加え、製造工程でのローストや細粒化、コンチング(練り込み)などでの製造条件を細かくコントロールすることで、カカオ豆の本来の香りとおいしさを逃がさずに雑味は抑え、食べやすくおいしいハイカカオチョコレートを実現しているんですよ。
ロングセラー商品を生み出す背景には、飽くなき探求心アリ!
森永製菓のチョコレートを楽しむひととき、そのウラにある「研究」や「品質への取り組み」に想いを巡らせてみてはいかがでしょうか?
次回もどうぞお楽しみに♪
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連載シリーズ『おいしさのウラには「研究」がある!』
“第1回 【チョコモナカジャンボ編】はこちら>>
“第2回 【ソフトキャンディ編】はこちら>>
“第3回 【ビスケット・スナック編】はこちら>>
“第5回 【ベイクドチョコレート技術編】はこちら>>