こんにちは!ナビゲーターの谷山です。
今回は、森永ココアに関わるスタッフをたすきリレーする、「チーム森永ココア~ココだけのオハナシ~」の第7回目となります。
主役は、生産技術開発部の清水です。
スーパーマーケットなどの陳列棚に仲良く並んでいる「森永ココア」。私たちはおいしく便利なものを、いつでも気軽に手にしていただけるよう、計画して生産を行っています。
生産技術開発部では、みなさんの求めるココアを、どんな設備を使ってどのような工程で製造できるか検討したり、より効率的に生産するために新たな設備の導入を考えたりする仕事をしています。
長年愛され続けてきたスタンダードな「ミルクココア」はもちろんのこと、「森永ココア」は、世の中のニーズに合わせて包装形態や品質を守るためにさまざまな工夫を加えています。でも、どの商品にも “ココアパウダー”が入っているので、みなさんは「配合は違っても、粉であることは変わらないでしょ?」と思われていませんか?実は、違いがあるんですよ。
そこで今回は、「森永ココア」の形状に焦点を当てて商品の魅力をご紹介!溶かし方のコツも語ってもらいましょう。
それでは、清水に交代しますね!
■粉末から顆粒にすることで、溶けやすく、詰めやすく。
こんにちは、生産技術開発部の清水です。
みなさん、“造粒(ぞうりゅう)”という言葉を聞いたことはありますか?
造粒とは、細かな粉末の状態のココアを“バインダー”という液体を用いて顆粒の状態にすることを言います。
例えば、ココアを冷たいものにも溶けやすくしたり、スティックタイプの包装をしやくしたりするため、造粒を行っています。
これによって粉末同士は無数の隙間をもった粒の構造となることで水に溶けやすくなるんですよ。
ひと粒のカタチは、雷おこしのような状態をイメージするとわかりやすいでしょうか?
また、ホットケーキミックスを袋からあけるときなど普段の生活で経験があるかもしれませんが、粉末状のものは思った以上に取り扱いが難しいですよね。
包装工程でも同様で、粉末状態では粉の舞い上がりが起きてしまい、スティックのように小さな袋の中に充填するのは非常に難しくなります。
そのため造粒工程を行い、粉よりも少し大きな“粒”の状態とすることで、粉の舞い上がりを防ぎつつ、充填がしやすい状態にしています。
このようにニーズに合わせて、いかに効率よく、安心安全に生産できるかを、私たちは日々考えているんですよ。
■上手く溶かせないな~と思ったら、コレを試してみて!
〜我が家のココアの楽しみ方〜
我が家には4歳の娘がおります。
絶賛自分でやらなきゃ気が済まない時期なので、自分で飲むココアを一人で頑張って作っています。
しかしながら子どもにとって、ココアを溶かすことは意外と難しいみたいです。ダマになってしまうことや、底の方に沈殿してしまい上手につくれないこともしばしば・・・
そんなときに造粒されたココアの出番です!
夏場は冷たい牛乳で、冬場もキャンプなどでは流行りのチェアリングをしながらココアを一杯。
粉末のミルクココアを溶かすのにも、ちょっとしたコツがあります。
ヒントは、パッケージの裏面!
少量のお湯で練ることでダマになることを防いだり、口当たりがまろやかになったり、コクもアップするんです。
写真のようにできたらOKです。このひと手間で、おいしいココアが楽しめます!
ちょっとした情報ですが、ココアの魅力を少しでも伝えられていればうれしいです。
これからも、ご家族でココアを楽しんくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
いかがでしたか?
第8回は、製造している工場の担当にタスキを渡したいと思います。
ココアの製造ラインついてご紹介する予定です!
皆様に、安心・安全な「森永ココア」をお届けするための工夫をお伝えいたします。お楽しみに!