秋はおいしい食材がたくさん並ぶ季節ですが、みなさんは日々の食事をバランスよく摂れていますか？

「バランスのよい食事」と言われても、「実際には何をどのくらい食べればいいの？」と迷ってしまうことは少なくありません。テレビやインターネットで「○○が体に良い」と聞くとそればかり食べたり、逆に「体に良くない」と耳にすると極端に避けてしまったりして、食事が偏ってしまう人も多いのではないでしょうか。
 

そこでおすすめしたいのが、日々の食生活をチェックする目安となる『1日10食品群』です！

私たちの体には、炭水化物・脂質・たんぱく質といったエネルギー源となる三大栄養素に加え、ビタミンやミネラルも欠かせません。健康を維持するためには、特定の栄養素だけに偏らず、さまざまな食品をバランスよく摂ることがとても大切です。
そんなとき『1日10食品群』の考え方を活用すれば、自分の食事バランスを「見える化」でき、無理なく健康的な食生活につなげることができますよ！


■『1日10食品群』とは？
『1日10食品群』は、1日10点満点で食事のバランスを考えるシンプルな方法です。日本の栄養指導でも使われている「3色食品群」や「6つの基礎食品」が基になっています。

目標は「1日7点以上」！
1つの食品群を1点として計算し、日々の食事をチェックすることで、自分の食事が何点なのかを把握することができます。
 
『1日10食品群』の具体的な活用ステップ
1. チェック表でどの食品群を摂ったかをチェックしてみましょう。
自分の食事が何点なのかを数値化することで、足らないものの傾向がわかります。
2. 不足を補い、点数アップ！
例えば、朝食が「パンとコーヒー」で0点だった場合、ヨーグルトをプラスするだけで1点になります。昼食が「カップ麺」で0点でも、野菜サラダを足せば1点に。
日々の食事に少し意識を向けるだけで、合計点数を7点以上に近づけることができますよ。


■食事の「質」だけでなく「食べ方」も意識しよう！
食事の内容だけでなく、食べ方も健康に大きく影響します。テレビやスマートフォンを見ながら食事をしていると、「噛む」ことを意識せずに、いつの間にか食べ終わってしまうことはありませんか？「噛む」ことは唾液の分泌量を増やし、消化吸収を助ける重要な行為です。
『1日10食品群』を活用してバランスの良い食事を心がけるとともに、一口一口をしっかり「噛む」ことを意識して、より健やかな食生活を目指しましょう。
　
こちらもチェック＞＞
森永製菓inトレーニングラボ監修『ちょこっと栄養学』～たくさん噛むことの重要性とは

これまでのあなたの食事は、何点だったでしょうか？
『1日10食品群』のチャート画像を保存して、毎日の食事で活用してみてくださいね。

「足りないと感じたので卵と牛乳をプラスしました」「コンビニで夕食を買うときに豆腐を添えたり、デザートをヨーグルトに変えたりと、ちょっとした工夫をしています」など、みなさんが実際に取り入れた工夫や、これからプラスしてみたいアイデアなどがあれば、ぜひコメントで教えてくださいね！