エンゼルファミリーのみなさんこんにちは!研究員の鈴木みくです。
リニューアルした「発酵ペースト さつまいもと芋麹」。
リニューアル後も、さまざまな場所で試食会や発酵の勉強会を開催しています。
目の前で召し上がっていただき、感想を伺いながらお客さまと直接触れ合う時間はとても貴重で、研究員としてより良い品質を開発するための原動力になっています!
▲森永製菓本社1階カフェでのイベントの様子
■「日本マタニティフード協会」との出会い
イベントの中でも、「さつまいもを発酵させたペーストなら、我が子にも安心しておやつとして与えられます。一緒におやつの時間に楽しんでいます」「子どもがこれを気に入っています」といったありがたい声を多くいただきました。
私自身も、産後の原体験をもとに開発した商品でもあるため、産前産後のママさんや小さなお子さんにも召し上がっていただきたいという気持ちがありました。
そんな中、日本マタニティフード協会の方とご縁があり、この春、「さつまいもと芋麹」がマタニティフードの認定を受けることができました。
マタニティフードとは…
妊娠中の方が「食べて良いものなのか」「避けたほうがよいものか」をひと目で判別できるようにするために、”マタニティフード認定”の審査・認定・普及を行っています。妊産婦さんが避けるべき成分を含まない食品をマタニティフード認定の対象としています。
情報過多の現代において、何を信じて良いのか何が正解なのかわからないという妊産婦さんの悩みや、食事の度に「これは食べて良いものかどうか」を調べるというストレスや手間に対しての1つの解決策をご提案しています。また、「妊産婦さんに良いもの=誰にとっても良いもの」という理念に基づき、妊娠中の方だけでなく、老若男女問わず召し上がっていただける、こだわりの食品を世に広めていく活動をしています。
2025年5月現在、550社近い食品業界やその他の業界の企業が参画しており、食品業界で最大規模のBtoBコミュニティとなっています。
(出典:一般社団法人日本マタニティフード協会)
実はママたちとの会話の中で、「このおやつ、気に入ってます!」といううれしい声と同じくらい多かったのが、「麹を使った発酵食品って、妊婦さんや子どもは食べてもいいんですか?」「酒粕や塩麹とは違うの?」「アルコールは含まれていませんか?」といった麹菌にまつわるご質問でした。 麹菌は日本酒や味噌、醤油などにも使われているため、疑問が生まれるのも納得です。
「さつまいもと芋麹」は、麹菌を使って焼き芋のデンプンから甘みを引き出した、シンプルなおやつです。お子さまからおじいちゃん・おばあちゃんまで、どなたでも安心して召し上がっていただけるというのも、こだわったポイントの一つです。 特に産前産後のママさんにとって、マタニティフードマークの認定により、より安心して手に取っていただけるものになったと思います。
妊娠中の方、産後の方、お子さまとのおやつなど、さまざまなシーンで召し上がっていただけるよう、ママのためのこだわりの食のセレクトショップ「Tokyo Family Marche」にてお取り扱いいただいています(2025年5月現在。東京都の有明ガーデン内とオンラインショップで販売中です)。 想いの詰まったこだわりの商品ばかりで、見るだけでも楽しいお店なので、お近くの方はぜひ覗いてみてくださいね!
「Tokyo Family Marche」の「さつまいもと芋麹」ページはこちら>>
●日本マタニティフード協会についてはこちら>>
「Tokyo Family Marche」のECサイトについてはこちら>>
「Tokyo Family Marche」の実店舗はこちら>>
7月1日(火)には、こちらの店舗で、こだわりのお味噌のセレクトショップ「ドットミソ」さんと一緒にワークショップを開催します。 「さつまいもと芋麹」と相性の良い味噌を使って、オリジナルブレンドのおやつ作り! 大人だけでも、お子さま連れの方も大歓迎です!

■「産前産後ケア施設」との出会い
もうひとつ、活動の中でご縁があって、いくつかの産院や産前産後ケア施設の方々と知り合うことができました。産前産後ケア施設とは、産前産後の体と心のケアや、赤ちゃんとの生活に慣れるために、助産師さんなど専門家のサポートが受けられる宿泊型・デイサービス型の施設です。
そんなケア施設の方から心を打たれるお話を伺ったので、ご紹介したいと思います。
一昔前、出産後といえば実家に帰って、家族に助けてもらいながら赤ちゃんのお世話をしていましたよね。
炊事・洗濯はおばあちゃんが、夜泣きにはおじいちゃんも起きてくれたりして…。 家族みんなでにぎやかに育児をしていた、そんな風景を覚えている方も多いのではないでしょうか。
けれど、今の時代は少し違います。
共働きが当たり前になり、実家も遠く、助けを求めたくても頼れる人がそばにいない──そんな中で出産を迎えるお母さんが、とても増えています。
そうした現代のお母さんたちの「助けがほしい」「少し休みたい」という声から生まれたのが、出産後のお母さんと赤ちゃんが一緒に泊まれる“産後ケアホテル”です。
あるお母さんは、こう話してくれたそうです。
「夜中でも“どうしよう”と思ったら、ナースコールひとつで駆けつけてくれる。 “赤ちゃん、ちょっと預かりますね”って言ってもらえるだけで、どれだけ救われたかわかりません」
初めての育児で、赤ちゃんと二人きりで不安になったとき。
少しだけ眠りたいとき。
泣き止まない赤ちゃんを前に、自分も泣きたくなったとき──
そんなとき、「ひとりじゃない」と思えることが、どれだけ心強いか。
「産後ケアホテル」は、赤ちゃんと向き合うお母さんの心と体、両方を休ませてくれる場所です。
あたたかい食事、ゆっくりとしたお風呂、そして、誰かに頼れるという安心感。
昔の“里帰り出産”のように、やさしく見守ってくれる場所が、現代にもちゃんとあるのです。
実際に産前産後ケア施設を見学させていただいた際、施設内でくつろぐママと赤ちゃんの空気感がとても穏やかで印象的でした。自治体によっては補助もあり、こういった施設でプロの力や素晴らしい環境を頼ることは、パパママの育児に対する不安や孤独を和らげることにもつながると感じました。核家族化が進んだ現代において、地域全体で子育てを支える一つの形なのかもしれません。
そして、スタッフの皆さまの「小さな命と向き合うパパママたちに、心と体をゆるめられる時間を提供したい」という想いに、私もとても共感しました。「さつまいもと芋麹」が届けたい想いと通じ合うものを感じています。
産前産後ケア施設も、おやつの時間も、がんばり続ける現代のパパママが、ほっと肩の力を抜ける一助になれたらと思っています。
お話を伺った産前産後ケアホテル「ぶどうの木」さん、「愛育産後ケア子育てステーション」さんでは、「さつまいもと芋麹」に込めた想いにも共感いただき、ご利用者の方に「さつまいもと芋麹」をプレゼントさせていただいています(2025年5月現在。お子さまの月齢に応じてプレゼントしているため、すべての利用者様が対象ではありません)。

↑愛育クリニック 愛育産後ケア子育てステーション/麻布・広尾
<シリーズ記事>
【鈴木みくの今日もおやつ開発中 SeasonII】①『さつまいもと芋麹』