エンゼルブログ
2025/09/08
2025/10/06

【鈴木みくの今日もおやつ開発中 SeasonII】④モリナガハッコウブ商品「こうじあん」

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こんにちは。研究員の鈴木みくです。

「ココロみたす、おいしいおもいやり」をコンセプトに活動している、森永製菓の研究所からうまれた有志のチーム「モリナガハッコウブ」。

「モリナガハッコウブ」について詳しくはこちら>>

今回は、ハッコウブのメンバーで発酵あんこ「こうじあん」を開発している岡添さん・植松さんにお話を伺ってみたいと思います!
 
mari
岡添 孝章

2018年 森永製菓株式会社に入社。チョコレートの基礎研究に携わる。
2020年 研究所キャンディグループで商品開発を担当。
この年の10月から発酵研究がスタートする。
2022年 第一子誕生。発酵菓子の必要性を改めて実感。
2024年 異動とともにこうじあん開発継承者を探す!


mari
植松 幸代

2023年 食品メーカー勤務を経て、森永製菓株式会社に入社。研究所 未来価値創造センターで新価値創出に携わる。
2024年 ハッコウブに参加。こうじあんの開発担当として鋭意「もっとおいしく!」を追求中


●こうじあんの誕生秘話


北海道産の小豆を、米麹を使って発酵させた発酵菓子「こうじあん」。
岡添さんはどうしてこの商品を開発しようと思ったのでしょうか?


岡添
当社の食育のHPたのしく|森永製菓の菓子育にもある通り、お菓子の役割のひとつに、「コミュニケーションの演出家」が挙げられます。友だち同士で食べるお菓子は、それだけで賑やかな雰囲気になります。お菓子ひとつで、親子のスキンシップも深まり、初めて会った人が友だちにもなります。お菓子は、人の心と心をつなぐ、コミュニケーションの演出家です。
私は、お菓子を通じたコミュニケーションのことを「菓子ニケーション」と呼び、「自分を想い、相手を想う双方向のコミュニケーション」を実現したいと思っています。
その手段として健康感のある「発酵」を取り入れ、お菓子と発酵、お互いの良い部分を組み合わせた「発酵菓子」という製品の開発をしたいという想いから、今回の「こうじあん」の開発を始めました。

鈴木
たしかに、美味しいお菓子は一人で食べても嬉しいけれど、家族や友人と一緒に楽しむと、一層美味しく、楽しいひと時に感じられますよね。
 

「自分を想い、相手を想う双方向の菓子ニケーション」とは?


鈴木
ところで、「自分を想い、相手を想う双方向の菓子ニケーション」というのが、とても素敵だなと思ったのですが、岡添さんが菓子ニケーションに強い想いをもつきっかけになる出来事がなにかあったのでしょうか?

岡添
私が思う「菓子ニケーション」の良い部分は、手軽に言葉の壁を超えたコミュニケーションが出来るという所です。学生時代に海外でファームステイを一時期していたのですが、一緒に農園で働く同僚は英語でのコミュニケーションが難しい人でした。どのようにコミュニケーションを取っていこうかと思っていた時、持参していた日本のお菓子をあげることでコミュニケーションを取ってみることを試みました。すると、そのお菓子を食べた同僚はボディランゲージで美味しさを表現してくれて、小さなお菓子ですがその一つが自分と同僚の心を繋いでくれた感覚を覚えました。
 
 大学時代、ファームステイ先でりんご収穫中の様子
 
そのため、世界共通で出来る菓子ニケーションに、栄養にもおいしさにも良い「発酵」という手段を取り入れることで、自分の体・心だけでなく、他の人の体・心までも気遣えるようなコミュニケーションをお菓子で実現したいという意味合いを持ち「自分を想い、相手を想う双方向の菓子ニケーション」という言葉を思いつきました。
 普通のお菓子も大好きですが、発酵菓子のようなお菓子も日常の選択肢の1つとして皆さんに食べていただけるようにするため、ハッコウブの活動を通して日本だけでなく世界中に広げていきたいと思っております。


鈴木
言葉が通じなくても、お菓子のやりとりで、言語や文化の壁も超えられたのですね。
そんな学生時代からの想いから誕生した「こうじあん」ですが、一番の特徴はどんなところでしょうか?
 

岡添
発酵素材である米麹と北海道産の小豆で出来た「こうじあん」は、お砂糖に頼らず甘味を引き出し優しい甘さが特徴です。老若男女問わず食べられる「発酵菓子」をきっかけとして、皆さんの関係性をより良く(発酵)出来れば嬉しいです!
 
 

新しい仲間の参加


鈴木
こうじあんには、実はもう一人開発担当者がいるんですよね!岡添さん、今は研究所ではない部署にいるのですが、異動時に「私が開発を引き継ぎます!」と言ってくれたのが植松さんでした。


植松
私は、発酵という現象がとても好きで、微生物と一緒に新しいチャレンジがしたいと思って森永製菓に入社しました。
発酵とは、あるものが微生物のはたらきによって、「人間にとって有益に変化」することを言います。微生物によりよく働いてもらうため、人類が知恵を絞り、手を動かし、それに微生物が応えてくれて…という繰り返しの上に今のおいしい発酵食品があります。
微生物と人類がチームとなってひとつひとつ丁寧に積み上げてきたものをさらに進化させて、新しいおいしさ、価値を作りたい!というのが私の「発酵」に対しての想いです。

そんななかで、岡添さんに「こうじあん」について詳しく教えて頂く機会があり、「おやつ」は人に前向きな力をくれ、人と人のつながりをより良くしてくれる存在だという岡添さんのお話に強く共感しました。
共感する一方で、私自身は体調の問題で、お菓子をポジティブな気持ちで受け取れなかった経験や、むしろ避けて悪者にしていた時期があります。自分の中ではかなりつらい思い出です。
「こうじあん」のお話を伺い、昔の私のように、おやつの前向きなパワーを正面から受け取れないすべての人にも、優しく寄り添っていける力が「こうじあん」にはあると思い、引き継がせてほしい!とお願いしました。
 
 

品質改良は続く

継承者が現れて、開発を継続できることになったこうじあん。
米麹と小豆を使って、ご家庭で炊飯器等を使って発酵あんこを作られるかたもいらっしゃると思うのですが、それとはどういった違いがあるのかや、品質へのこだわりについても教えてください!

植松
まず、原料については、小豆は北海道産のものを。米麹は、実は森永製菓の甘酒と同じものを使用しています。

ご家庭で「発酵あんこ」を手作りされる方に「こうじあん」をお召し上がりいただくと、「ちゃんと甘い!」「酸っぱくない!」という感想をいただくことが多いです。米麹は甘さを引き出すはたらきをしてくれますが、一方で酸味など、あんことしては出てきてほしくない味も作り出してしまいます。いちばんおいしいバランスとなるよう、「こうじあん」では米麹を反応させる時間や温度をしっかりと管理していることがポイントのひとつです。
また、「発酵」の良さを活かし、かつ出来る限りシンプルな製法を守りつつも、より甘みを感じやすく、酸味や渋みを感じにくいような品質に仕上げるため、森永製菓の甘酒やお菓子作りのノウハウを詰めこみました。昨年のリニューアルによって、原料はさらにシンプルになりましたが、「味もさらによくなった!」という嬉しいお声も頂戴しています。
岡添さんの想いや、体へのやさしさに興味を持っていただいても、おいしくなければおやつとしては選んでいただけない、という思いで、更なる改良にもチャレンジしています。
 
 東京駅で行った催事


鈴木
品質へのこだわりについては、私もお二人の近くにいていつも感じています!日々の研究を活かして、より美味しい「こうじあん」に進化し続けていますよね。いまはこうじあんをあんぱんに仕立てたものをお届けしていますが、開発者のお二人は、この商品を、どんな人に届けたいと考えていますか?
 

岡添
まずは、日本のお客様に「発酵嗜好品」という新しいカテゴリーをこうじあん製品を通してさまざまな形でお届けできればと思っています。
そして最終的には日本の良さの1つである「発酵」を世界全体に広げ、全世界の皆様の「ココロみたす、おいしい、おもいやり」に貢献できればと思っています!

植松
あんこのいいところは、色々な使い方ができるところだと思っています。あんぱんだけでなく、今後はもっと色々な和菓子や洋菓子、パンやカフェメニューに入れていただくことも考えていますし、お客さまご自身でもアレンジしていただけるよう、あんこ単体でも販売したいです。いろいろな形でたくさんの方にこうじあんをお届けしたいです!

鈴木
いろいろなお店でみなさまに商品を見つけていただけるよう、これからも頑張っていきたいですね!エンゼルファミリーのみなさん、こうじあんがどんなお菓子に使われていたら嬉しいか、ぜひコメントをお寄せくださいね!
 
 
●インタビュアー
モリナガハッコウブ「さつまいもと芋麹」開発者 鈴木みく

 
<シリーズ記事>
【鈴木みくの今日もおやつ開発中 SeasonII】①『さつまいもと芋麹』
【鈴木みくの今日もおやつ開発中 SeasonII】②「さつまいもと芋麹」から生まれた出会い
【鈴木みくの今日もおやつ開発中 SeasonII】③「さつまいもと芋麹」と発酵の仲間たち
【鈴木みくの今日もおやつ開発中 SeasonII】⑤ モリナガハッコウブ商品「KOJI FIZZ」
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