エンゼルブログ
2025/08/28

歴史の玉手箱~第21回 昭和の森永製菓5(1980年代の森永製菓)

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エンゼルファミリーのみなさん、こんにちはKAZUYOです。いつも「歴史の玉手箱」をご覧いただき、ありがとうございます。

今回は、1980年代の森永製菓にスポットを当ててみたいと思います。新しい商品が次々と誕生し、お菓子もさまざまな進化を続けた時代でした。
まずは、一例として、1986年の出来事を紹介します。
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1986年(昭和61年)出来事

・スプーナ<エアインチョコレート>(150円)、クレマクッキー(300円)、ジャストチョコレート(100円)、甘酒<しょうが入>(100円)、パリパリバー(100円)、ウェルドゥおかゆ80(180円)発売
・ハイチュウをスティックタイプにリニューアル(50円)発売
・新エンゼルマーク発表(現在のエンゼルマークです)


1980年代後半から平成初期にかけては、バブル景気によりモノやサービスがあふれ、消費者の価値観がいっそう多様化した時代です。テレビや雑誌といったマスコミによる情報発信が加速し、流行の移り変わりもかつてないほど速くなりました。また、スーパーやコンビニエンスストアの普及により流通環境が大きく変化し、商品サイクルの短期化や、より個性的で新しい体験を求める声が高まりました。

こうした中で、森永製菓は時代のニーズに合わせて多彩な新製品を次々と市場に送り出しました。たとえば、「ボンソワール」「ガトーショコラ」など日持ちのよい半生風菓子や、新製法による「スプーナ」「クレマ」「ぬ~ぼ~」など、これまでにない味や食感を持つ商品が登場しました。さらに、「ダース」や森永ビスケットの拡充など、形や品質にこだわったお菓子も展開しています。

この時期には、お菓子の楽しさを広げるキャラクター展開にも注力。Dr.スランプなど人気キャラクターとのコラボレーションや、キョロちゃん、ぬ~ぼ~など自社キャラクターが大活躍しました。
また、健康志向の高まりに合わせて「ウイダー」などの健康食品や、サンキストレモンウォータードリンク、バラエティ豊かなココア製品なども展開。冷菓分野でも、「チョコモナカ」や「パリパリバー」の育成、「アイスボックス」の開発など、幅広いラインナップで時代の食卓に彩りを添えました。
 

●1980年代後半のパンフレットを紹介します。

 ▲エアインチョコレートの「スプーナ」は画期的な美味しさでした!
「森のどんぐり」や「くるみの森」などのチョコスナックもたくさん発売されていました。
 
 ▲この頃、森永ビスケットは横長でしたね。
クリームが中に入った「クレマ」や銀色の包装の「フィンガーチョコレート」も人気でした。
 
 ▲「おしるこ」「ネクター」「コーヒー」「スープ」などの缶飲料も多数展開。
箱入りのココアも懐かしいですね。

 
 ▲「パリパリバー」だけでなく、「パリパリコーン」も発売。
「ビスケットサンド」は、現在とだいぶ印象が違います。
 

●1980年代に生まれた代表的な商品を紹介します。

パックンチョ

子ども向けビスケットの新たな開発テーマに応える形で、森永製菓の研究所がひとくちサイズのハードビスケットを開発。そのベースをもとに、表面にディズニーキャラクターを鮮やかに印刷し、中にクリームを注入するという、これまでにないユニークなお菓子「パックンチョ」が誕生しました。全国発売は1983年11月でしたが、当時日本中で大きな話題となっていた東京ディズニーランドの開園時期に合わせ、首都圏では一足早く4月15日に先行発売。ディズニーキャラクターを採用することで、幅広い年代に親しみを持っていただける商品となりました。


 

クレープ屋さん

1988年に「クレープ屋さん」(コーヒー味とストロベリー味)を九州限定で発売しました。
それ以前にもクレープを使用したアイスを発売したことはありましたが、うまくいきませんでした。そんな中、原宿で若い女性を中心にクレープが大人気となり、その「街のクレープ屋さん」のイメージをアイスに生かそうと開発がスタート。この時に限らず、外食などで人気の商品をヒントに菓子やアイスにすることがありました。インターネットもなかった時代なので、森永製菓には実際に食べ歩きや商品を購入して食文化を研究する部署もありました。
「クレープ屋さん」の開発では、製菓会社としての強みを生かし、「お菓子屋が作るアイス」として、おいしさにこだわりました。特に形状については、クレープそのものの平たいフォルムを再現しつつ、店頭で目立ちやすい仕様にするため、ペーパースリーブでアイスを包み、最後に押しつぶす工夫を施しました。「クレープ屋さん」は、2012年に「ザ・クレープ」に生まれ変わりました。



おっとっと

1979年、研究所から「焼けばふくらんで中が空洞になるシートを開発した」という画期的なニュースが届けられました。これをもとに、当時ブームとなっていたスナック菓子市場に向けて、新たな主力商品を生み出すプロジェクトが始まりました。
風味は、多くの人に親しまれるシーフード味を採用し、形は魚やエビ、カニといった海の仲間たちをモチーフにすることが決定しました。ユニークで楽しい形を実現するため、「地獄の現場試作」と呼ばれるほどの数え切れない試作と改良を重ね、ついに1982年、“おとと(魚)”を連想させる新しいスナック「おっとっと」が誕生しました。


おっとっとの過去記事もぜひご覧ください>>

 

こんな商品も・・・ぬかよろこび

1980年に「ぬかよろこび」を発売。水で溶かして野菜を漬けるだけで完成!大好評のため、キムチの素「辛よろこび」、即席漬けの素「はい!おつけもの」などが発売されました。
 
 

商品ではありませんが・・・新エンゼルマーク

森永製菓のエンゼルマークは、1905年の誕生以来、森永製菓のシンボルとして多くのお客様に愛されてきました。80年以上にわたる歴史を経て、さらなる成長と時代にふさわしい企業姿勢を表現するため、1986年には新たなエンゼルマークが制作されました。
新しいエンゼルマークは、森永のイニシャルである「M」のフォルムを基に、ほほえみながら天を見上げ、大きな翼を広げて未来へ力強くはばたくエンゼルの姿が描かれています。このデザインには、創業以来大切にしてきた伝統や信頼、親しみやすさを守りながらも、現代的で若々しく、そして国際性豊かな新しい価値観をさらに発信していくという想いが込められています。
また、コーポレートカラーには「エンゼルレッド」(高級感・現代性)と「モリナガグレー」(技術力・信頼感)を採用。「おいしく、たのしく、すこやかに」という想いをこのマークがこれからも伝え続けていきます。
 
 ▲それまで使用していたエンゼルマークと、新しいエンゼルマーク告知の新聞広告
 ▲建物や営業車(以前は黄色だったそうです)・配送車、自動販売機もコーポレートカラーになりました。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回は、森永製菓を代表するアイス「チョコモナカジャンボ」について振り返りたいと思います。
ぜひ次回もご覧いただけるとうれしいです!

 

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