歴史の玉手箱～ 第12回～森永ラムネの歴史
子ども向けに誕生したおやつが、今では受験生や社会人に大人気

エンゼルファミリーのみなさん、こんにちは、KAZUYOです。

急に寒くなってきましたね。受験勉強に励んでいる方、大変な時期ですね。
ぶどう糖90％配合で集中したい時にぴったりの「森永ラムネ」が、そんなみなさんのお役に立っていると嬉しいです。

森永製菓では受験生応援の思いを込めて、学問の神様・菅原道真公を祀る太宰府天満宮に「森永ラムネ」と応援メッセージ入りの絵馬を奉納しています。今年10月からは合格祈願のお下がりとして「天神さまの梅ラムネ」も提供されているんですよ。
 
今回は、そんな「森永ラムネ」の歴史をご紹介します。


■1973年　食べるラムネとして誕生
昭和30～40年代には粉末ジュースが流行し、駄菓子のラムネは他社から発売されていました。森永製菓は当時、滑らかで硬めの錠菓（ピースなど）を販売していましたが、それとは全く異なる新しいタイプの錠菓を開発したいと考えました。目指したのは「食べる前は程良い硬さなのに、口に入れるとシュワッと溶け、後味に粉っぽさが無い爽やかな“食べるラムネ”」でした。

口溶けが良いのに、口に入れた瞬間に溶けない、容器に入れても崩れないという品質の実現は難しく、原料選定、配合、製造面で試行錯誤を重ねました。ラムネ飲料の清涼感のある味わいを再現するために、原料として主に“ぶどう糖”を配合。容器にもこだわり、パッと見て興味をひくようにラムネ飲料の瓶を模した形状にしました。
こうして、1973年3月、森永ラムネは鮮烈にデビューしたのです。

当時の社内報やパンフレットでは、「特殊製法により口溶けの良いラムネができました。さわやかなレモンライムフレーバーの清涼キャンデーです」「シュワッ、シュワー、これはビックリ食べるラムネが出ましたよ！人気異常沸騰型の清涼キャンデー」と紹介されています。ほかにはない食感と、ラムネ飲料のボトルを模した容器で話題になりました！

    1973年発売時のパンフレットの写真です。「森永ラムネ」40粒・30円。後ろの姉妹品「森永ラムネガム」（1972年発売）は、ラムネに赤・黄・緑の3色のガムチップをまぜて打錠したユニークな製品。風船ガムも楽しめました。


■“おもしろくて楽しい“サブフレーバーを開発
1979年に、コーラムネとうめラムネが仲間入りしたのを機に、ヨーグルト、コーヒー、レモン、青リンゴ、ピーチソーダ・・・さまざまな味が登場します。
最初は飲料や食物の容器を模していましたが、1987年頃からラムネ飲料の形に統一されます。
　           上の段左から1990年青リンゴ、1995年マスカット、2000年みかん、2001年パイナップル、2002年いちご。
下の段左から2003年メロンソーダ、2004年シャッワシャワぶどう、2006年ハッピーチ、2012年レモン＆シャリ玉、2018年ミックスフルーツソーダ。他にもさまざまなラムネが登場しました。


■2018年　大人にも人気に！「大粒ラムネ」発売
2013年頃からぶどう糖が「お酒を飲むときに良い」とSNSで話題になり、2015年には、「集中したい時に良い」とさまざまなメディアで紹介されました。そのため、ぶどう糖を90％配合する森永ラムネは “大人のお菓子”として注目を集めるようになりました。
そこで、2018年に大人向けに「大粒ラムネ」を発売。発売1か月足らずで年間販売計画数量を完売し、休売になるほどの反響を呼びました。    

■2023年　森永ラムネの発売50周年記念！ラムねことしゅうチュー登場
2023年の春に実施された「新キャラ選挙」により、メインキャラクターに選ばれたのは、ラムネを食べるとライオンのような姿になる猫『ラムねこ』！『しゅうチュー』もサブキャラクターとして活躍しています。
最新の情報は、ぜひホームページをご覧ください。

森永ラムネブランドサイトはこちら＞＞
     
最後まで、読んでいただいてありがとうございます。

さて、次回は寒い時期に温めていただきたい「甘酒」をご紹介します。お楽しみに！