エンゼルブログ
2025/11/27

歴史の玉手箱~第24回 「板チョコアイス」30周年

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エンゼルファミリーのみなさん、こんにちはKAZUYOです。
いつも「歴史の玉手箱」をご覧いただき、ありがとうございます。

今回は、30周年を迎えた「板チョコアイス」の誕生秘話をお届けします。


夏の菓子売場にはチョコレートが少ない時代に
「夏に食べられるチョコレート」として開発


1995年の森永製菓は、「ジャンジャン新ジャンル」をスローガンに掲げ、新しいアイスの開発に取り組んでいました。当時は冷房環境が十分ではなく、夏の菓子売場に並ぶチョコレートは多くありませんでした。そこを逆手に取って生まれたのが、新ジャンル「夏に食べられるチョコレート」です。

新ジャンルのアイス開発にあたり、他社との差別化ができ、独創性のある商品にしたいと考えました。森永製菓の得意分野であるチョコレートを存分に活かしつつ、定番菓子である「板チョコ」をそのままアイスにした商品がない状況から、「板チョコらしさ」にこだわったアイスの開発を決定。チョコレートの肝となるパリパリ食感と口溶けを追求し、冷菓用チョコレートの改良を重ねました。また、板チョコらしいアイスの形状やパッケージにもこだわりました。とはいえ、実際の製造方法の確立は非常に難しく、研究所、製品計画、工場、生産部、工務部が一体となり、日夜、製法の検討を重ねました。そして製造ラインを大改造し、新製法を確立し、ようやく発売にこぎつけたのです。

開発時について、漫画でご紹介しています。
漫画はこちら>>
 
 ▲1995年秋のパンフレット


 
 ▲1995年当時、営業用資料として制作された漫画
 
 


食べやすさへの工夫が裏目に、売上苦戦から一時休売、そして復活へ


1995年の発売とともに大ヒットしましたが、徐々に売上は縮小し、2002年春から休売に追い込まれました。食べやすさを重視してフィルムパッケージに変更したものの、お客様にとって「板チョコみたいなアイス」としての想起が弱まり、他商品との違いがわかりにくくなってしまったことが大きな要因でした。

一方で、お客様から再販を望む声が多く寄せられたことから、「夏に食べられるチョコレート」から「秋冬にぴったりで、チョコをたっぷり楽しめる板チョコ型のアイス」へとコンセプトを変更し、2003年から秋冬限定商品として復活しました。秋冬のアイス市場には伸びしろがあり、菓子カテゴリーのチョコレートの売上が拡大するシーズンでもあることから、この時期の需要喚起を狙いました。再販時には、板チョコらしさをさらに追求し、シャープな形状、食べたときの音、板チョコを想起させる箱のパッケージ、チョコアイスとしてのおいしさにもこだわり、進化させました。さらに、山の形や数を変えて、丸かじりしたときに自然な形で割れるようにしました。パッケージは中央にミシン目を入れ、箱ごと割って食べられるようにするなどの工夫も施しました。この後もさまざまな取り組みを重ね、2024年度には過去最高の売上を達成することができました。
 
 ▲左から1998年・2003年のパッケージ
 
 ▲左から2008年・2010年・2011年・2017年のパッケージ


今回の「板チョコアイス」はいかがでしたか?

今では、夏も当たり前に沢山販売されているチョコレートですが、1995年頃は、あまり売っていなかったのです。そのかわりに9月になると、様々なチョコレートが一斉に発売されるので、チョコレートのお祭りのようでした。そんな時代だからこそ生まれたチョコレートだったのですね。

次回は・・・、創業の頃(明治時代)のお菓子にしようかなと思います。
お楽しみに!


 
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