みなさん、こんにちは。エンゼルPLUSのKAZです。
ここ最近、森永製菓と森永乳業って同じ会社じゃないの?とか同じ名前なのになんで会社が違うの?というお問い合わせをいただくことが多くなりましたので、何がどう違うのか歴史も含めて皆さんにお知らせしたいと思います。
森永製菓が創業したのは、1899年。ソフトキャンディやキャラメル、チョコレートクリームを製造販売したのが始まりです。その後、品種を増やしながらお菓子の製造を拡大していきます。
1917年、乳製品を製造、販売する日本煉乳という会社を設立。これが乳製品事業の始まりとなりました。設立の背景ですが、この時代、ミルクキャラメルの爆発的な需要拡大によって、原料の乳製品確保が大きな課題となっていました。当時の乳原料はほとんどを輸入に頼っていましたが、第一次世界大戦の勃発によってその確保が非常に難しい問題となっていました。この問題を解決するために、乳製品の自給自足を目的として設立されました。
その後、国策の影響もあり、分離合併を繰り返したのち、1949年に森永乳業が設立されました。その後は、それぞれ独自の道を歩んでいるといった形になります。
よく乳業への異動ってあるのですか、と聞かれますが、全くありません。同じ森永グループとして多少の交流はありますが、マーケティング、営業、広告なども全く別で行っています。
冒頭の広告は、森永乳業が設立された年にグループ会社合同で行ったものです。昔は薬品もやっていました。ほとんどの方は知りませんが、日本で初めてペニシリンを生産したのも森永でした。
森永製菓と森永乳業のロゴの見分け方については、エンゼルブログでも紹介しているので、そちらもご覧くださいね。

2017/06/30