みなさん、こんにちは。エンゼルstaffイシヤマです。
今回は、数々のCMや広告を手がける広告部・ヤマサカさんが登場あのCMは一体どんな風につくられているの?・・・気になる舞台裏を前後編でお届けします。
エンゼルstaffイシヤマ(以下 エ):広告部でどんなお仕事をされていますか?
ヤマサカ(以下 ヤ):宣伝活動に関すること全般を担当しています。大きく分けて2つの分野があります。1つは、CM、ポスター、イベントなど広告物を作り上げる仕事。そしてもう1つは、作った広告物をどのような手法・ルート・予算配分で伝えるのが効率的か戦略を練る、という仕事になります。
エ:広告部というと、華やかなイメージがあります^^
ヤ:華やか・・・ではないと思いますよ。派手なイメージがあるかもしれませんが、実際は細かい確認ややり取りなど地道な作業が必要な仕事なので。人数もとても少ないので、全員がフルパワーで仕事を回していて、常にバタバタしてます。
エ:なるほど、そうなのですね。これまで担当してきた広告には、どんなものがありますか?
ヤ:主なところでは、「森永ミルクココア」の大野智さんのCMやコネココア動画、「森永甘酒」のイモトアヤコさんのCMや土用の丑の日サンプリングイベントなどです。
エ:コネココア動画、もうホント大好きです!ヤマサカさんが手がけていたとは…(感動)!ひとつの広告がどんな風にできあがるのか、とても興味があります。
ヤ:例えばテレビCMの場合は、完成まで次のようなプロセスを経ています。少し長くなりますが、ご説明させていただきますね。
①マーケティング担当と“一番伝えたいメッセージ”を相談して決めます。
②広告会社様にオリエンテーション。
③広告会社様から企画についてプレゼンテーション。
④提案内容についてのやり取りを何度か繰り返し、企画を練り上げます。
⑤撮影までに企画を固めます。どのコップで飲んだらおいしそうかなど、小道具まできちんと確認します。
⑥撮影立ち合い。予定通りの撮影が行われているか、商品が魅力的に撮れているかチェック。
⑦仮編集立ち合い。実際にどのようなCMになるのか、ここではじめて動画で確認します。
⑧仮編集試写会。上長と共に確認。“一番伝えたいメッセージ”がちゃんと伝わるものになっているか確認し、修正事項を指示。
⑨本編集立ち合い。修正事項の指示がきちんと反映されているか確認。
⑩最終試写会。再び上長と共に最終版を確認。問題がなければ、完成です
エ:緻密なプランのもとで、多くの人の心に響く広告が生まれるのですね~!広告をつくる時、一番意識していることというと?
ヤ:すべての広告において、やはり“一番伝えたいメッセージ”だと思っています。進めていくうちにあれもこれも詰め込みたくなるのですが、どこまでメッセージを絞り込んで、最後までぶれずにシンプルに伝えることが出来るか・・・これに尽きると実感しています。
前編はここまで。後編は、ヤマサカさんのアイデアの源などを中心にお届けします。どうぞお楽しみに