森永製菓inトレーニングラボ監修、栄養士直伝の栄養知識をご紹介します。
今回のテーマは「
脂質」についてです。
「脂」と聞くと「カラダに悪そう」「摂らない方がいいのでは」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。でも脂質は、炭水化物、タンパク質とならぶ3大栄養素のひとつで、カラダに必要な栄養素なんです。
そのため、食事からの脂質の摂取量をコントロールすることが大切だといわれています。
とても効率の良いエネルギー源でもありますので、役割や働きを理解して、毎日の食事に取り入れてみましょう!
脂質は、
1gあたり9kcalという高エネルギーを生み出すことから、三大栄養素である炭水化物とタンパク質と比較して、より効率の良いエネルギー源となります。
“摂らない方が良い”と思われがちな脂質ですが、重要な役割があります。
脂質の働きを理解して、過不足が無いようにしましょう!
男性ホルモンや女性ホルモンなどは、
コレステロールを原料につくられます。
不足すると、血管壁や細胞膜が弱くなってしまい、髪の毛や皮膚の健康に影響することもあります。
脂質は、炭水化物やタンパク質より多くのエネルギーを持っているため、
少量の脂質で、多くのエネルギーを得ることができます。
エネルギー源の1つとして、
体温調節にも関与しています。
不足すると、体温を保つ熱や、活動する力も弱まってしまいます。
ビタミンA,D,E,Kの脂溶性ビタミンは、
脂質と結びつくことで吸収率が上がり、体内で効率よく働きます。
食事の中で、脂質と脂溶性ビタミンを一緒に摂取できるよう意識しましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございます!
脂質がカラダに必要な栄養素であることがわかりましたね。
これまで脂質をできるだけ避けてきた方も、適切な量を意識して、毎日の食事を見直してみるのもよいかもしれません。
ただし、摂りすぎにはご注意くださいね。
これからもみなさんの役に立つ栄養知識を紹介していきますので、次回もお楽しみに。