エンゼルブログ
2024/12/26

歴史の玉手箱~第13回~
甘酒缶50周年!マイナー商品が大人気商品に

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エンゼルファミリーのみなさん、こんにちは、KAZUYOです。

今回は、森永製菓の赤缶でおなじみの「甘酒」についてご紹介します。

実は1月20日、二十四節気の一つ「大寒」は「甘酒の日」なんです。この日は森永製菓が制定したもので、日本の伝統的な飲み物であり、発酵食品でもある甘酒の魅力をもっと広めたいという思いが込められています。甘酒は、疲れを癒し、体を温める飲み物として特に寒さが厳しい大寒の頃に親しまれています。

さらに、1974年に登場した森永製菓の「甘酒」缶入り製品が、今年でなんと50周年を迎えました!これを記念して、今回は森永製菓の「甘酒」の歴史を少し振り返ってみたいと思います。
 



■「森永甘酒」誕生!
かつて森永製菓グループには、焼酎や清酒などを製造していた「森永醸造株式会社」が存在していました。その背景を活かし、従来の飲料調合技術と甘酒の原料選定技術を組み合わせて、1969年頃に瓶入りの甘酒を発売しました。実は、この甘酒製造のきっかけには面白い逸話があります。当時の森永製菓の社長が豊川稲荷で初詣をした際、甘酒を飲んでそのおいしさに感銘を受け、自社での甘酒製造を指示したというのです。

甘酒は、奈良時代から日本人に親しまれてきたお米由来の伝統的な飲み物ですが、地域によって作り方が異なることをご存じでしょうか?例えば、酒粕と砂糖を溶かして作る地域もあれば、米麹を使って糖化させて作る地域もあります。「森永甘酒」は、これらの特徴を活かし「酒粕」と「米麹」を絶妙なバランスでブレンド。全国の皆さんにおいしく楽しんでいただけるよう、工夫を重ねた商品です。
 
 
 
 ▲当時の森永製菓のパンフレットには、醸造製品も紹介されています。看板商品は「千石」。1961年のパンフレットより。


■1974年お馴染みの赤缶に
1974年、取り扱いの利便性を向上させるため、瓶入りから缶入りにリニューアルしました。当時の缶はプルトップがなく、専用の缶開けで2箇所に穴を開けるタイプでした。缶入りの「甘酒」を大量生産し全国で販売するという試みは、当時としては非常に革新的な取り組みでした。赤い缶に梅の花のデザイン、甘酒のロゴを囲む雲のような形は、このときに今のデザインの原型が生まれました。
(ちなみに、甘酒缶に描かれている花が梅であること、ご存じでしたか?)

1976年のパンフレットを見ると、「冷飲料市場にホット飲料需要を上乗せする新しい発想から生まれた」との記載があります。ちょうど自動販売機がほぼ温冷仕様になった時代です。当時、森永製菓ではサンキストドリンクやネクター、トマトジュースなど多様な飲料を展開していましたが、「甘酒」は温飲料として活躍しました。「甘酒」を夏は冷やして、冬はホットで。オールシーズンの和風ドリンクとPRしていました。
 
  ▲1974年に登場した缶入り甘酒
 
 
 ▲「森永ネクター」が大人気でした!1980年森永製菓商品パンフレットより
 
 
■誕生したものの、「森永甘酒」の存在は薄かった?! 
「森永甘酒」は市場で圧倒的なシェアを誇っていましたが、現在のように一般的に広く親しまれる飲み物ではありませんでした。一部の地域・人に愛飲いただいているマイナーな商品という時代が続きます。「昔、おばあちゃんがよく作ってくれた」「正月や縁日で振る舞われていた」と思い出すのは良い方で、森永製菓の従業員ですら「森永甘酒」を発売していることを知らない人がいたかもしれません。

そこで「森永甘酒」を知ってもらおうと、海やスキー場、行楽地など、さまざまな場所でサンプリング実施しました。
入賞すると甘酒フリーズドライの個包装で紹介されるという、「甘酒俳句募集」のキャンペーンも人気を集めました。米麹や酒粕が健康面で注目されるようになり、甘酒も少しずつ知られるようになってきました。 
 
  ▲左:1996年森永製菓商品パンフレットより、右:サンプリング風景
 
 
 ▲甘酒俳句優秀作品
 

■夏の暑さ対策に「甘酒」で大ヒット!
「甘酒」は、俳句の世界では夏の季語で、江戸時代には暑さ対策で飲まれていました。そこで、2000年に「冷やし甘酒」を発売し、夏の「甘酒」のPRにも注力していきました。2010年代になると、発酵食品ブームと猛暑により「甘酒」が注目されるようになり、夏の需要が一気に伸びました。さらに、美容の面でも話題になり、一躍甘酒ブームに。各社からもさまざまな「甘酒」が発売されるようになりました。
 
 
 
 ▲2014年の森永製菓商品パンフレットより


■甘酒缶50周年を迎えて
そして、おかげさまで2024年に50周年を迎えました。現在、甘酒缶の50周年記念商品「至福の甘酒」が当たるキャンペーンも実施中なので、ぜひどうぞ。とってもおいしいこだわりの「甘酒」です。

#甘酒違いが分かる人キャンペーン(~2025年1月31日まで)
キャンペーンはこちら>>

【ご参考】
厳選した素材環境で仕込んだ 「至福の甘酒」(森永製菓の通販・5,000本限定)
 
「至福の甘酒」についてはこちら>>
 
 
 
もうすぐ、新年になりますが、お正月に「森永甘酒」を楽しんでいただけると嬉しいです。
これからも「森永甘酒」をよろしくお願いします。

次回は、もうすぐ2月ということで「バレンタイン」についてお話します。お楽しみに!
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コメント
214件のコメントがあります。
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  • 約18時間前
    毎回の玉手箱🤩🤩🤩とっても🌕🌕🌕楽しく嬉しく拝見しています💗💗💗
    ワヮ🌟瓶入り甘酒☘️清酒「千石」🍶 洋酒🍸🥃🍷自販機も❣️
    いろんな商品に🛸🛸🛸ビックリします🙌🙌🙌飲んでみたいですね〜🎡🎡🎡
    甘酒も大好きです💗💗💗
    以前、森永甘酒キャンペーンで甘酒詰め合わせ👼が当選の🍀🎁🍀嬉しい思い出にtsunagari💞💞💞ます。
    期間限定甘酒も🌿🌿🌿毎回楽しいですね💃🏻💃🏻💃🏻
    黒の甘酒🐦‍⬛は漆黒の黒に特大インパクト🌕🌕🌕
    もち麦🌾もよく🈴うユニークな美味しさでした☘️☘️☘️
    ぜひ再会を願っています💫💫💫

    森永甘酒50周年記念商品「至福の甘酒」が当たる🌟🌟🌟キャンペーン中(〜1月31日まで)ですね🕺🕺🕺(応募しました🌠🌠🌠)
    どんな味わいかしら〜😍😍😍想いが募る💞💞💞「至福の甘酒」🌟🌟🌟
    当選の夢🎯🎯🎯より先に😆😆😆森永ダイレクトストア🛒から届きました〜🙌🙌🙌
    シックでお洒落な箱の解説に森永製菓さんの熱い想いが💖💖💖伝わってきます🌕🌕🌕
    九州・大分県佐伯市の甘酒専用工場で作られているのですね😲
    いつも☘️「佐伯」につながる列車に乗っています🫧🫧🫧
    ご縁がtsunagari💞💞💞嬉しいです😊
    コク・香り・風味、真心込めて作られた「至福の甘酒」🌟🌟🌟じっくり味わいながら🤩🤩🤩大切にいただいて嬉しく元気プラスしています🚀🚀🚀
    次回のバレンタイン💘💘💘どんなお話でしょう〜💃🏻💃🏻💃🏻

    写真は当時↑当選した🎯森永甘酒キャンペーンの応募ハガキと当選通知です。
    賞品の甘酒セットに🌟🌟🌟吟醸酒粕🍶100%使用の「吟醸甘酒」缶もあって🚀🚀🚀とても楽しかった思い出です☘️☘️☘️
  • あまりよく知らないのですが、甘酒ってこどもも大丈夫なのでしょうか?
    • 約14時間前
      > ちゃびちゃま さん
      『森永のやさしい米麹甘酒』(125ml、1000ml)のアルコール分は0.00%なので、初めてのお子様にもよいかもしれませんね。
      さまざまな飲み物や食材に混ぜたり、飲み過ぎないように量を調節するのがおすすめのようです♪
      パン作りによく利用しています。
  • 2025/01/13
    甘酒って地域で作り方がだいぶ違ったりするもんなんですね。
  • 梅の花、知っていました!
    幼い頃、甘酒はお参りの時だけ
    と、思っていましたが
    大人になったら飲み放題です。
  • 歴史を感じます
  • 昔から甘酒は親しまれ、愛されているのですね
  • 昔、お酒作ってたとは知らなかったです。甘酒にも歴史がありますね。
  • 2025/01/07
    面白かった
  • 2025/01/06
    サンキストドリンクやネクター、トマトジュースなど多様な飲料を展開していたメーカーが、森永製菓だったという事実を、この記事を読んで知りました。
    びっくりです!
  • 2025/01/05
    50年は凄い
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