エンゼルブログ
2022/01/20

担当者に直撃!商品のヒミツ【エンゼルパイ編】~第1回 ロングセラーの出発点~

183
 あの人気商品はどうやって生まれたの―
 
みなさんが何気なく手に取っている商品には、たくさんの森永社員の想いがつまっています。普段はなかなか聞けない、そんなウラ側をクローズアップ
 
今回は、昨年“還暦”を迎えたロングセラー商品「エンゼルパイ」のヒミツを全4回連載でお届けします。
 
ナビゲートしてくれるのは・・・菓子マーケティング部の木幡さんです。

はじめまして!2021年4月より「エンゼルパイ」の企画・プロモーション・デザインなど全般を担当している木幡です。
プライベートでは、2歳の子どもを持つ新米パパ。公園で遊んだり、一緒に歌ったりする時間が何よりの活力になっています
エンゼルパイは、2021年で60周年を迎えました。昭和・平成・令和と3つの時代を歩んできたロングセラー商品だけに、たくさんの人々の心の中にそれぞれのエンゼルパイの思い出があるかもしれませんね。
そうだとしたら、本当に嬉しいことですよね。自分の話をすると、幼稚園の頃、楽しんで食べていたことはもちろんですが、家に「エンゼルパイゲーム」というボードゲームがありました。当時のエンゼルパイのキャラクター“フカフカマン”が食いしん坊のヨシコちゃんから逃げるというゲームで、家族と一緒に楽しく遊んだことを憶えています。
また、入社して間もない時期の店舗研修では、「エンゼルパイミニ<デビルズココア>」という商品をお客様に試食していただく機会がありました。まだ右も左もわからない中で、お客様の反応に初めて触れることができて…。そこで得た貴重な経験は、今でも心に深く残っています。
聞いているだけで情景が目に浮かんでくるよう…!世代を超えて愛され続けてきたエンゼルパイですが、どんなきっかけで誕生したのでしょう?
エンゼルパイは、水分が多いため品質の管理が難しく、もともとは森永の直営店であるエンゼルストアで販売されていた商品なんです。そこから製造方法や包装材料の進化もあり、1961年に全国の小売店で発売することができるようになりました。
当時は、日本が大きな経済成長を迎えていた時期。チョコレート、マシュマロ、ビスケットを組み合わせた豪華なエンゼルパイは、新しい時代にふさわしいお菓子としてお客様に大変喜ばれたそうです。
 ▲左から1961年、1971年、1977年当時のエンゼルパイ

 
なるほど~。日本の成長とともに、エンゼルパイも進化していったのですね!
そういえば「エンゼルパイ」というネーミングも、新しい時代への希望を感じさせるような明るい雰囲気に満ちていますね。
“エンゼル”というのは、当社の創業者である森永太一郎がアメリカで修業を積んでいた時代にマシュマロが現地で“エンゼルフード(天使の糧)”と呼ばれていたことに由来しているんですよ。
当社のコーポレートマークであるエンゼルマークも、創業時の主力商品がマシュマロだったことから選ばれました。そういう意味で、“エンゼル”の名を冠すエンゼルパイは森永製菓を象徴するお菓子ともいえますね!
ふむふむ、“エンゼル”という言葉には、創業者の想いが込められているのですね!
エンゼルパイが生まれた昭和30年代というと、洋菓子が急速に普及していった時代ですが、マシュマロを使用した半生ケーキのお菓子はまだ珍しかったのではないでしょうか?
発売当時、エンゼルパイは少し高級なお菓子と認識されていました。その頃お子様だった方からは「高嶺の花でした」というお話を聞くことも多いんですよ。もちろん現在は高級路線ということはなく、ご家族みんなで楽しんでいただけるお菓子を目指しています。
2006年にはひと口サイズのミニエンゼルパイも登場し、より手軽に、幅広いシーンで楽しめるようになりましたね。
当時のターゲット層であった女性のお客様から、「エンゼルパイは美味しいけれど一回で食べきれない」というお声をいただいたことが開発のきっかけです。
単に小さくするだけと思われるかもしれませんが、エンゼルパイの美味しさをひと口で表現するという点や製造工程の部分が難しく、完成までに約2年の歳月がかかったんですよ。
歴代パッケージ&フレーバーが見られるブランドサイトはこちら>>

 
あのかわいいサイズのミニエンゼルパイが世に送り出されるまでに、そんな苦労があったとは…!
60周年イヤーを彩った「ミニエンゼルパイ<クリープ>」も記憶に新しいところですが、2000年代以降は、ユニークな期間限定フレーバーが続々と生まれて。
マーケティング部と研究所で、その時のトレンドやエンゼルパイのブランドイメージ、マシュマロとチョコレートの相性などから、いくつか候補を絞り、実際に試作をしながら新しいフレーバーを考えています。
「原料を調達できるか?」「アレルギーに問題はないか?」など多角的な観点からの検討が必要なので、新フレーバーの開発には様々な部署との連携や相談が欠かせません。
開発のウラ側では、たくさんの社員や部署がタッグを組んで動いているのですね。エンゼルパイにますます愛着が湧いてきました!

<第1回 ロングセラーの出発点>はここまで。
次回は、おいしさを支える製造技術や品質のヒミツに迫ります。
どうぞお楽しみに
 
ココが知りたい!質問募集中

エンゼルPLUS会員のみなさんから、「エンゼルパイ」について“ココが知りたい!”という質問を募集します。こちらのコメント欄にどしどしお寄せください。いただいたご質問は第4回目の記事にて担当者から回答いたします。全ての質問に回答することはできませんがご了承ください。
第2回 進化し続けるおいしさはこちら>>
第3回 思い出を未来につないではこちら>>
第4回 みなさんの質問にお答えしますはこちら>>

 
239件の「いいね!」がありました。
全239件の「いいね!」がありました。
  • 198
  • 7
  • 1
  • 14
  • 19
コメント
183件のコメントがあります。
並び替え
コメントするにはログインしてください
 
投稿の報告
「エンゼルPLUS」内において、利用規約に違反する疑いがある投稿を発見された場合は、こちらより該当する理由を選択の上報告ください。
該当する理由を選択してください。
キャンセル  
投稿の報告
通信に失敗しました。恐れ入りますがしばらくたってからやり直してください。
閉じる
ご協力ありがとうございました
※報告者情報、報告内容については個人情報保護方針にて保護され、公開されることはありません。
注意事項
ご連絡に事務局が個別にお答えすることはありません。
ご連絡いただいた内容は、利用規約に照らし合わせて確認を行います。
ご連絡をいただいても違反が認められない場合には、対応・処理を実施しない場合もあります。
閉じる