エンゼルブログ
2019/12/03

【東京ピーナッツマニア】第3回 3年のキセキ 編

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 お世話になります、ヒロセです。
 17年のおやつサミット・東京会場で(パソコンが使えなかったので)10数枚のパネルを作って紙芝居形式でお話をさせて頂きました。それに対し「フリップ芸が面白かった」の好評価に喜んでいいやら何やら(苦笑)。とはいえ「ツマラナイ!」と言われず、ひとまずは良かったです。
 
 それはさておき。
 おやつサミット会場で頂いたコメント等に対し、どう返答しようか迷いながらそのままにしていたのが気がかりでした。遅まきながらいくつかご報告させて頂きます。
 

【反映できたこと】
・5粒のキューブタイプの製品を作りました
 (頂いたコメント)
17年度のおやつサミットでは、もともとボトルタイプのものしかありませんでした。そこで「ボトルいらないので箱が良い。キューブ状だと見た目も可愛くて良いと思う」のお声を頂きました。
(背景)
とにかく原価&売価を下げられること、かばんに入れることを想定して「極力薄い長方形の箱」を検討していましたが再設計しました。
 
・中箱、大箱タイプを復活させたいと思います
(頂いたコメント)
 箱だと人に勧めやすい。箱に描かれてるキャラクターのデザイン等も可愛いし。等々
(背景)
 箱は加工に手間が掛かりすぎる→原価が上がりすぎるので中止予定でした。更に、今までにない食感~品質をお伝えするパッケージデザインに注力しようと考え、それと関係ないキャラクターは「ノイズ」=外そうと思っていました。
 ここに至り、自信を無くした私は、その後、デザイン作成については他のメンバーにほぼ全て任せました。余談ですが(涙)

(写真:18年度テスト時のラインナップ)
 

【反映できなかったこと】
・味違いのラインナップ
(頂いたコメント)
塩味の強いものや、シナモンを効かせたもの、など
(背景)
実際、開発に掛けました。が、ピーナッツバターの濃厚さを残しつつ別風味を加えるのが非常に困難で実現に至らず。イメージとしては、例えば塩味。塩味感を出すには相当の量を加えなければならず「体に悪すぎる感」まで行ってしまい断念…。
 
・価格を下げる
(頂いたコメント)
面白い商品だけど少々高い。
(背景)
本企画、一番原価が掛かっているのは「菓子の製造」で、もともと開発者の鈴木曰く「機械化の量産で原価が下がる」計画でした。それが大ハズレ…見誤ったのが「機械化での量産ができる→できない」でした。一定レベルまでは機械化を進められても、独特の「微妙な食感」のために、ある程度の手作業がどこまでも残ることに。価格に関しては多くの方からコメント頂き、私自身も何とかしたいと思っていましたが…包装形態、デザイン含めた最終形態をもう少ししたらご披露できるかと思います。そちらで改めて全体のご評価を頂ければ、と思います。

 
【コメント外で反映したこと】
コピー「さくっ、ほろっ、とろ~り。つまめるピーナッツバター」
(背景)
17年度おやつサミット時点、もともとは「つまめるピーナッツバター」というコピーを掲げておりました。
一方、おやつサミットで試食頂いた時、最初の一口目の「サクッと感」がまず意外に思われたようで、口に入れた瞬間「はっ!」と驚いた表情をされる方が多数おられました。の後に(なぜか)爆笑を得てました。「さくっ」食感から濃厚なピーナッツバターに戻っていく食感変化をどうやら楽しんで頂ける商品らしい。ということで「つまめるピーナッツバター」に「さくっ、ほろっ、とろ~り」を付加致しました。

(写真 左:最初の告知ボード。右:修正後の告知ボード)
 
 
【その他「森永新研究所」を掲げることについて】
これについては「あったほうが良い」「ないほうが良い(≒「森永製菓」のほうが良い)」のご意見をほぼ半々で頂きました。
(背景)
全く言う必要が無いことを言います。もともと私自身が「森永新研究所」なるフレーズが嫌いでした(←ここは笑うとこ、という理解でお願いします!)。
「新」が嫌でして…最初は「新」かも知れませんが、何年も続けたのち、例えば今4年目?で「今も「新」なのか?」という感じがします。なんか字面も「森永製菓」のカケラもないし「どこの森永さんですか?あの森永のパチモン?」感を感じていました。
ですが…
最終デザインには入れる方向で進めています。
ポイントは、開発チームが「どうしても入れたい」と譲らないから(笑)。だけでなく…開発チームに最近、販売チームも参加してもらっているのですが、彼らからも「今までやってきたこと、新しいことにチャレンジしてきたことを掲げていったほうが良い」とまで勧められる至り、それまで「「森永製菓」を全面的にデザインに入れる!」と言い切っていましたがコレまた取り下げました。
 

我ながら、何たる優柔不断!
もとい「臨機応変&いいと思ったらすぐ実行!」(苦笑)
とかでなく、
本企画についてはお客様含めた関係者の希望・想いを取り込めるだけ取り込もう、と思っていました。これまでいくつか新製品に携わり、何一つ当たっても無いので。って、別に私、森永製菓に限らず、他社含め、なかなか新製品ってうまく行かないものですし。だったら、関係者が楽しく、ポジティブに開発できたほうが良いかも。もともと、そういう発想での「森永新研究所」企画ですので。そんなことから、今回、遅まきながら頂いたご意見・アイデアに対し、ご報告をさせて頂きました。
 
「3年間のキセキ」と称して、色々な軌跡・奇跡をご報告させて頂こうと思っておりましたが、かなり長文となってしまいましたので、今回は「軌跡の一部・エンゼルプラス会員様編」とさせて頂きます。またの機会にてご報告させて頂ければ幸いです。
 
引き続きよろしくお願い致します。
 

(さらに追記で恐縮です)
17年度のおやつサミットにて、ご意見を頂く際に「店頭で流すかもしれない動画」を撮らせて頂きました。ご協力頂いた皆様方、ありがとうございました。
しかしながら、店頭に出すのは中止させて頂きました。皆さまのご許可を頂いていましたが、予期できないご迷惑をお掛けすることになってはいけない、と考えました。
ですが、社内会議で使わせて頂きました。その動画内での皆様の反応が会議出席者に「東京ピーナッツマニア」の可能性を実感させることができました。改めましてご報告、御礼申し上げます。ありがとうございました。

第1回目のレポートはこちら>>>
第2回目のレポートはこちら>>>
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